記憶力の低下



  
◇ 約束したことを忘れる

昨日の会議で打合せをして、「今日からこれをしよう」と全員が同意したのに、翌日になると、そのことを忘れてしまうことがあります。
これには二つの理由があります。

うつ病になると脳の働きが低下するため、判断力、認知力、記憶力が衰えます。
うつ病では脳の正常な働きが機能低下しているため、聞いていても上の空であったり、たとえうなずいても、しっかり聞いているわけではありません。

もうひとつの理由は、脳の働きにも関連しますが、心の中には不安とか恐れが渦巻いており、それが頭の中をほとんど占めているので、それ以外のことを考える頭のスペースが不足しているのです。

たとえ、いろいろな情報が頭の中に入ったとしても、馬耳東風で、右から美足りに出て行く状態です。パソコンのハードディスクに心配事のファイルが一杯詰まっていて、他のファイルが入らないようなものです。



◇ 脳の機能の低下により、行動が軽薄になります

決断力や判断力が正常に働かず、気力も減退している状態ですので、先の見えた行動はできません。朝起きるか、それともこのまま寝ているかという判断でさえ、極端に言えばできず、迷ってしまうというのが現状です。

また、記憶力も低下しているわけですから、仕事にしても家事にしても的確にできるわけがなく、間違いだらけの判断が多くなり、ますます気持ちの上で追い詰められたようになります。

ある反面、重大な決断を簡単にやってしまうこともあります。

たとえば、妻と離婚協議をしている場合には、簡単に離婚届に判を押すとか、会社でも辞職を勧められたら、簡単に辞めてしまうこともありますが、これは自責の念が強いことと、将来に対して悲観的になってしまうからです。

ですから、周囲の家族も、まともに判断した結果ではないので、こういう決断は先延ばしにしておきましょう。



 朝、起きたくない
 何もしたくない
 精神が先鋭化してイライラが強まります
 ため息が多くなって、声も小さくなる
 異性に対し関心がなくなり、性欲も減退
 行動や気分に出やすい「うつ病」の初期症状
 人と顔を合わせたくない
 何をやっても、何を見ても楽しいと思えない
 夜明け前に目が覚める
 食欲が減退し、何を食べても美味しく感じない
 体がけだるくて動けない
 すべての責任は自分にあると考える
 自分から迷路に入り込む
 記憶力の低下